自動車保険の補償内容の確認と言われても、「難しそう」とか「面倒」、保険代理店さんを通じて自動車の保険に加入している方であれば、「代理店さんにお任せ」と色々な思いはあると思います。
しかし、保険は自分自身で保険の補償内容を確認してみて下さい。何かが起きてから、後悔したくはありませんよね。
自動車保険は案外、補償内容を確認するのは簡単です。ポイントをおさえてしまえば、すぐにできますよ。
まずお手元に自動車の保険証券を用意しましょう
その前に、まずご自身の自動車の保険証券がどこにあるか把握してますか？
自賠責保険と任意保険と保険証券が２枚あるはずです。
多くの方は、車の車検証の中にいれてあるのではないでしょうか。もしくは、保険証券等重要書類にまとめている方はその中・・・ですかね。
まずは、時間があるときに保険証券の有無を確認してみて下さいね。
保険証券には、保険内容もきちんと記載されていますので、自動車保険の見積もりを取り直す、自動車保険を見直す際には、必須となります。
- ダイレクト型（通販型）の自動車の任意保険に加入の方は、保険証券が手元にない場合もあります。
- 保険証券を紙ベースで発行せず、メールで送付されている可能性もあります。
- 任意保険会社のマイページ（保険契約されている方の個人ページ）上で確実に確認できますので、ご自身に合った方法でご確認下さい。
加入している自賠責・任意保険会社を確認
加入している保険会社は、保険証券に記載されています。自賠責保険も、任意保険も同様です。
万が一、お手元に自動車の保険証券がない場合は、下記を参考にしてください。
自賠責保険の自身が加入の保険会社の確認方法
自賠責保険の保険証券がお手元にない場合、自賠責加入の保険会社が分からない際には、車検をお願いしている車屋さんへまず相談してみて下さい。
自賠責保険は、車検の際に保険料を納付することが基本となります。
車屋さんによって扱っている自賠責保険の保険会社の数は違いますが、決まっている場合もあります。
- 車屋さんへ自賠責保険会社について確認。
- 車屋さんが自賠責の保険証券を車中のどこかへしまっている可能性もあるので、念のため通常保管する場所について確認。
任意保険の自身が加入している保険会社の確認方法
自動車の任意保険の保険証券がお手元にない場合、これが結構大変ケースもあります。
保険代理店さんを経由して、任意保険会社へ加入している場合は代理店さんが廃業していない限り、代理店さんに確認することで容易に確認できます。
しかし、ダイレクト型（通販型）損保に加入している場合、加入している任意保険が分からなければ、自力で探すしかありません・・・（泣）
- 保険代理店さんへ確認（代理店経由で加入の場合）。
- インターネットで自身で任意保険へ加入した場合、登録メールアドレスより過去のメールアドレスを確認。
- 保険会社からの満期案内のハガキや封書が手元に残っているか確認。
いつもならあまり必要としない、保険会社からの案内ハガキ等も任意保険会社を忘れてしまった際には、非常に役に立ちますよ。
インターネットを通じ、ダイレクト型損保へ加入する際には、確実にメールアドレスを登録します。加入の際に登録をしたメールアドレスが分かれば、過去のメールを辿ってみましょう。
それでも加入任意保険会社が分からない場合・・・
加入している任意保険会社がそれでもわからなければ、これが悲惨です。
もう、思いつくままに任意保険会社へ連絡しましょう・・・・それしかありません。
しかし、任意保険会社は自身の任意保険の契約している方の情報は所持してますが、個人情報の観点からも、他社に加入している方の情報はありません。
保険証券が手元になく、証券番号が分からなくても、車のナンバープレートの番号と保険に契約している方のお名前で加入有無が、基本的には確認出来ます。
思いつくままに、各々の任意保険会社のHPから、相談先を探してみてください。
任意保険に新規で入ったばかりの場合や、保険内容を直近で変更している場合等、データ上の反映に時間を要す場合もあり、保険加入状況が把握できないこともあります。その際には、時間をおいてから再度連絡の上、確認してみて下さい。
【本題】任意保険の補償内容の確認を始めましょう
自賠責保険については、結構簡単に保険会社を割り出すことが出来ますが、任意保険は加入保険会社を忘れてしまうと、結構面倒です。
事故が遭った際に保険会社が分からないと、保険会社へ事故の報告が出来ませんし、そのため相手方と何を交渉して良いのかわからない・・・なんてことにもなりかねません。
保険期間の確認
任意保険の保険証券の保険期間を確認して下さい。本日以降の日付になっていますか？
本日以降の日付になっていれば問題ありません。更新時期が近ければ、更新しているかどうか確認して下さい。
基本的に、自動車の保険は、平成30年１月１日午後4:00～平成31年1月1日午後4:00と、午後4時が区切りとなります。
万が一、昨日以前で保険期間が終了している場合、保険を更新したかどうか確認して下さい。まだの場合は、早急に更新、もしくは新規で任意保険会社へ契約することをお勧めします。
車を運転する人の限定と年齢条件について確認
運転者条件と年齢条件はとても重要です。これに当てはまらず、保険が使えない！なんてことにならないように気を付けましょう。
本人・夫婦限定
この限定をつけていた場合、本人限定であれば本人だけ、夫婦限定であれば本人・配偶者の事故が基本的には保険が適用されます。本人・配偶者の年齢条件だけ気を付けて下さい。
家族限定
家族限定は、同居の同一生計で暮らしている同居親族を指します。
尚、別居の未婚（別居かつ別生計）の子については、年齢条件問わず補償される設定をしている保険会社が大半です。
同居親族の年齢条件だけ気をつけて下さい。
運転者限定無し
運転者限定無し、年齢条件なしであれば、これは家族でも知人でも誰が運転されても補償されます。
年齢条件ありであれば、年齢条件以上の方の事故が補償されます。
家族、特にお子様が免許取得をした際には、早急に運転者条件・年齢条件の見直しが必要です。事故の際に、保険を使用できないこともありますので、すぐに補償内容を見直してください！
保険内容（相手への補償と自分自身への補償）を確認する
保険内容で気を付けることは、事故の際にきちんと保険の中で支払いが出来るかどうかです。相手方への補償と、自分自身への補償について、確認しましょう。
自動車事故の相手方への補償について
- 対物賠償責任保険（対物保険）／無制限
- 対人賠償責任保険（対人保険）／無制限
この2つの保険で、事故の相手方の補償は安心です。
お勧めとしては、対物超過修理費用特約があれば、更に安心です。
自動車以外の事故、日常生活での事故による相手方への補償について
- 個人賠償責任補償特約
自動車以外の事故、日常生活に起因する偶然な事故も、この個人賠償責任補償特約があれば、事故の相手方の補償は安心です。
自分自身への補償について
- 人身傷害保険
- 車両保険
自分自身の怪我への補償と、自分自身の自動車の補償については、この２つの保険できちんと補償されます。
尚、車両保険については、補償不要と考える方もいらっしゃいますので、ご自身の見解でお決めいただくで問題ありません。
車両保険は、あくまで保険金額を上限に補償されます。
- 車両修理費用超過特約（保険金額＋50万円限度の修理費に対応）
- 車両新価保険特約（車両の損傷状況により、新価保険金額を限度に補償）
手厚い補償を希望される方は、上記車両に関する特約もお勧めできます。補償の際には条件がありますので、検討される方は内容を確認下さい。
まとめ
自動車保険の補償内容確認の際に、気を付けるところを説明してきましたが、気を付けるところさえ気を付ければ、意外に自動車保険も簡単な保険だと思いませんでしたか？
保険期間、運転者・運転条件、必須保険内容、これだけ確認できれば基本問題ないと言えます。
他にも、お勧めの特約もありますので、よろしければ参考にしてください。
