【保険】と言われて、あなたは何を想像しますか?
「なんとなく保険をかけていた方が良さそう」だから?色々な思いはあると思います。
ここでは、自動車の保険の役割について解説をしていきたいと思います。
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保険とは、大難を逃れる制度である
火災・死亡など偶然に発生する事故によって生じる経済的不安に備えて、多数の者が掛け金を出し合い、それを資金として事故に遭遇した者に一定金額を給付する制度。
更に、福沢諭吉も保険の定義をこう言っています。
一人の災難を大勢が分かち、わずかの金を捨てて大難を逃れる制度である。
自動車の保険の定義とは?
保険とひとくくりに言っても、生命保険・火災保険・自動車保険・傷害保険等、もっと細分化すると学資保険・地震保険・自転車保険・個人賠償責任保険・・・挙げるとキリがありませんが、現在多くの「保険」が存在しています。
このブログでは、主に自動車保険を扱っていきますので、上記保険の定義から自動車保険を考えるとこうなります。
自動車保険とは、偶然に発生する自動車事故による経済的不安に備える為のものである。
自動車事故は、誰にでも起こりうる災難である
自動車保険については、自動車を所有している方であればある程度の知識はお持ちだと思います。
しかし、実際に事故に遭われた方と話をすると、自動車保険について熟知している方、少し知っているという方、まったくわからない方、色々といらっしゃいます。
経験から言うと、少し知っている方が大半です。
自動車保険の補償の範囲等、細かいことまでは知らない方が、残念ながらほとんどであると言えます。
自動車事故は年間100万件を超える
自動車事故とは、老若男女・年齢問わず、誰にでも日常的に起こりうる事故であると言えます。
生命保険や火災保険ももちろんその部類に入りますが、その確率が高いのが自動車事故(交通事故)です。
1年間に発生する自動車事故(交通事故)は、届出があるだけでも100万件といわれています。
更に、水害、地震、風災等を含めると150万件とも言われています。
特にここ数年、多くの自然現象が原因による損害が多く発生しており、自動車保険会社への事故相談は増加傾向にもあります。
ですので、できれば多くの方に自動車保険について知っていてほしい、というのが私の願いでもあります。それでは、自動車の保険とはいったいどんな保険なのでしょうか。
自動車保険の役割とは
自動車保険は、偶然に発生する自動車事故における経済的不安に備える為のものです。それでは、自動車保険の役割について説明していきます。
あなたは、【自動車保険の役割】と言われて、何だかわかりますか?
自動車保険の役割とは以下の通りです。
①自分を守る保険(車両保険、人身傷害保険、弁護士特約等)
②他人を守る保険(対物賠償保険、対人賠償保険等)
自動車保険は、【自分を守る保険】と【他人を守る保険】とで構成されています。
自動車保険は自分と他人を守る保険です
火災保険・傷害保険・医療保険等は、【自分を守る保険】です。
基本的には、自分が負傷してしまった場合、所有している家財等が被害に遭った場合に請求(使用)することが出来る保険です。
自動車保険が他の保険と大きく異なるのは、他人を守るための保険も付帯している、ということです。
自動車保険は自分を守るための保険でもあり、他人を守るための保険でもあるのです。
他人へ与えてしまった損害を賠償する
他人を守る・・・?なんかピンとこない・・・。
そう思われる方もいらっしゃると思います。例えをあげてみましょう。
自動車を運転中、前方不注意で前方の車に接触。前方の車の後部に傷がつき、さらに乗車していた人がケガをしてしまった。
他人を守る・・・わかりますか?
そうです、他人を守るとは、車の傷と人のケガですね。
自動車保険では、他人に与えてしまった損害(車の損傷・ケガ等)を補償することが出来ます。
自分を守る保険として使用できるケースもある
更に、保険の内容にもよりますが、【自分を守る保険】も発揮できるケースもあります。
この場合、自分の車の損害と自分のケガに対する補償、これも対象となりますね。
あくまでも、保険の契約内容によって補償されるかどうかが決まります。さらに、事故の状況によっては補償されないケースもありえます。
自動車保険について内容を必ず確認しよう
万が一の事故の際に、保険が使えない!
そんなことが起きないように、自動車保険については、確認しておく必要があるわけです。
自動車保険の補償内容についてどこを確認すべきかわからない・・・という方もいらっしゃると思いますが、実はそんなに難しくはありません。
要点さえおさえてしまえば、誰でも、案外簡単に加入している自動車保険の補償内容について確認できます。
まとめ
話が少しそれてしまいましたが、自動車保険とは自分だけでなく他人も守る保険ということです。
自動車保険に加入をしていなければ、事故を起こしてしまった際に、多大な損害賠償をあなた自身で負担しなければいけないのです。
自動車を所有、運転(使用)される方は、必ず入っておくべき保険と言えます。
➡自動車保険は2つ!1つは任意、1つは加入に義務があります。